• テクノロジー株と中小企業株の躍進:米中の貿易戦争の緊張が緩和され、テクノロジーとバイオテック株が反発したことにより、ナスダックと中小企業株のラッセル2000は最高値を更新しました。テクノロジー部門の第2四半期の期待収益は他部門を上回り続けており、6月も引き続き市場を牽引していくことが予想されますが、投資家はセクターの急拡大に伴い、テクノロジー部門に投資家が集中する可能性もあるため、利益獲得には十分に注意する必要があるでしょう。金融関連株は現在、循環型産業として控えめなパフォーマンスとなっていますが、この部門を保有することでポートフォリオのリスク分散として機能します。テクノロジー部門が6月に下落すれば 、投資家は下落株の購入を検討しても良いでしょう。

  • 強い米ドルにより弱体化する新興国市場:ドルが95円を突破したことを受け、 外国債務に頼り、十分な外貨準備を持っていない多くの新興国の債券と通貨は下落しました。通貨下落により、多くの投資家の市場離れが起こり、新興国市場ファンドは2016年以来最大の資金流出に直面しています。アルゼンチンはIMFからの支援を求めており、同時にトルコ中央銀行は、米連邦準備制度から自行の金準備を回収しました。インドネシア中央銀行は、予想通り金利引き上げを続け、ブラジルの中央銀行は予想通りの利下げを行なったため、投資家の混乱を引き起こしました。米ドルとユーロは引き続き強さを増しているため、米国の6月の金利引き上げはほぼ確実で、短期的にドルは上昇する可能性があります。再び95円を突破した場合、投資家は細心の注意が必要です。短期的には、新興市場の株式、債券および通貨は圧力に直面する可能性が高いですが、前述したように下落に転じた際は投資家が株や債券を購入する良い機会となります。
2017年5月ペガサス投資コンファレンス ( 27-05-2017 )
iFAST 2017年 最優秀投資アドバイザー大賞受賞